長期投資のススメ

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日本経済がバブル真っ盛りだった1990年前後のころ、郵便局の定額貯金の利率が8%くらいあったように記憶しています。
堅実に貯金するにしても、年8%の複利で運用できれば9年でほぼ2倍になります。
定期預金など元本保証があって年8%もの利益が確保できる安全な運用先があるのであれば、何も株式投資などリスクを取らずに堅実に貯金だけしていくのもまあありかなと思えなくもありません。
そうはいっても、インフレ目標2%の達成もなかなか難しい日本の現状ではあまりイメージできないかもしれませんが、ひとたびインフレが発生すれば預金の利息が実質的に相当目減りしてしまうリスクもあります。
ましてや現在はゼロ金利政策が取られる異常な低金利時代。
普通預金の金利は年0.001%、定期預金ですら0.01%程度、100万円の定期預金でも利息は1年でたったの100円です。
銀行にお金を預ける意味がほとんどありません。
タンス預金では盗難のリスクが高すぎるので、せいぜいある程度安全に保管してもらうくらいの意味しかないと言えます。
そんな状況でATM手数料なんか払っている人がいるとしたら…もう本当何のために預金しているのかわかりません。

株式はインフレに強い資産と言われています。
株は会社の所有権・持分権であり、実物資産だからです。
そして会社は利益を生み出すことを目的としているわけで、事業がうまくいく限り利益を生み出してくれます。
誰もが簡単に作れる製品を販売している会社、競争が激しい業界の会社、技術革新がめまぐるしいIT業界の会社などは事業がいつまでも順調にいくかどうかわかりにくいところがありますが、そうではない今後20~30年の長期にわたって安泰だろうと思われる会社も存在することも確か。
そういう会社の株式を20~30年の長期にわたって保有し、配当収入や株式の値上がり益を目指すのが長期投資です。

上場されている株式がいつでも売買ができるので、需要と供給の関係によって株価が上下動することは避けられません。
ある一時だけを見れば購入時点より株価が下落していることもありうるでしょう。
だから値下がりリスクがあるからということで株式投資を敬遠するのはもったいないことです。
家を買うことも投資の1つですが、新築物件を買ったときから中古となり価値は一気に下がっていきます。
でも買った家の時価が今いくらなのか、毎日気にしている人はそういないはず。
長期投資で株式を取得するのであれば、同じように買った後毎日株価をチェックして一喜一憂してはいけないのです。
購入銘柄が間違っていなければ長時間経ったときには相当の利益を上げている、それが本来の投資である長期投資だと思います。
購入した株式は当分売却はできないので、余裕資金で投資を始めるのは常識。
余裕資金があるなら預金でなく株式投資に回しましょう!

ただし、株式投資を決断したとしても、すぐに株を購入してはいけません。
株を始めようと決断すると、すぐに何か株を買いたくなってしまいます。
でも、そんなときは決まって検討不足のはず。
株を初めて買おうとする人が、投資を決断した瞬間に十分な銘柄検討ができているはずがありません。
企業イメージだとか重視で銘柄を選んでしまって失敗するのはよくあるパターンだと思います。
そんなわけでは、まずは証券会社に口座だけ作りましょう。
株を買うことはいつでもできます。
口座を作ってからが日々勉強です。

一般の上場株式はどこの証券会社でも購入ができます。
そうであれば証券会社の選択は売買手数料の安さが絶対の条件です。
MKは現在SBI証券をメインで利用していますが、ネットでの利用しやすさ、住信SBIネット銀行に口座を開設すれば銀行預金から株式口座への資金移動も楽々で大変お勧めです

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