公開買付け:ユーシン(6985)

MKファンド保有株の1つで、自動車部品などを手がけるユーシンが公開買付け(TBO)の対象となりました。
これで保有株がTOBの対象になったのは3度目くらいでしょうか。




TOBとなると市場価格より高いプレミア付きの価格で買い取ってもらえることが一般的であるため、株価は買取価格に寄せて値上がりしていきます。
ただ、TOBに応じて株を売却するためには指定された証券会社で手続しないといけないため、たまたまその証券会社に口座を開設していればいいですが、そうでないとかなり面倒になります。
そんなときは、買取価格まで近づいて上昇してきた時価で売却してしまうのも手です。

今回のユーシンの場合、MKは株主優待目的で5年以上前に1株830円で購入しました。
その後株価は600円を切ったり800円台まで回復したりとかなり上下し、昨年終盤まではしばらく700円台に低迷していました。
その後TOB情報が出されてからというもの、公開買付価格の985円のちょい安くらいまで株価が上昇しました。
そして公開買付期間は先週の2月15日から4月10日まで、大和証券に証券口座を開設して手続をしないといけません。
MKの場合は証券口座はメインのSBI証券とサブ(といってもここ数年利用実績なしの)カブドットコム証券にしか口座がないため、TOBのためだけに大和証券に口座を作るのが面倒です。
そんなわけで、TOBに応じるのではなく、今週辺りにでも983円くらいで市場で売却してしまおうと思っているところです。
100株保有なのでTOBに応じるより200円くらい安く売ることになるのと証券会社に若干の手数料を払わないといけませんが、口座開設の手間を考えれば別に損したとも思いませんね。
むしろTOBにより値上がり益も確保でき、これまで十分株主優待の恩恵も受けてきたので、結果的にホクホク大満足の投資となりました^^




TOBでは、よくニュースなどで友好的TOBと敵対的TOBなどと言われることがあります。
今回のユーシンの場合は、ユーシンの経営陣がTOBに賛同しているので友好的TOBということになります。
これに対する敵対的TOBと言われる場合、金儲けだけが目的のファンドだとかがいかにも悪役視されることが多いですが、MKは敵対的TOBが絶対に悪だとはまったく思っていません。
そもそも上場会社にはいつでも買収される可能性はあるわけで、それを“敵対的”などと評価しているのは買収される側の経営陣であり、買収が会社の所有者である株主にとってメリットが大きいのかデメリットが大きいのかとはまったく無関係なわけです。
持株が高く評価されるのであれば株主にとってメリットであることは間違いないわけで、その価格で売るか売らないかは個々の株主が決めればいいこと、従前の経営陣が継続して会社経営に当たれるかどうかは単純に資本多数決の問題にすぎないとMKは考えています。
この辺りは会社法を少し勉強しているとおもしろい論点になってくるのですが、株式売買を実際にやっていると、TOBに限らず、株式分割や株式併合なんかで、実際に勉強したことを実際に目の当たりすることがあるのも楽しみの1つですね。

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MK

郵便局の貯金を始めたのが小学1年生のとき、外貨預金を始めたのが大学2年生のとき、そして株式投資を始めたのが27歳のとき。 株式投資を始めてからすでに10年以上~これから資産10億円を築くまでの道のりを紹介していきますw

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