マスコミの無責任な論調に流されないこと

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今日のお昼に喫茶店で週刊誌を読みながらランチをしていましたが、上場会社の経営者の本当の役員報酬みたいな記事を目にしました。
有価証券報告書に記載された会社が役員報酬として払っている金額だけでは実態はわからないぞ、創業者社長だとかは自社の持ち株の配当でカルロス・ゴーンを超える報酬を受領している日本人経営者もたくさんいるぞというような記事でした。




何バカなこと書いてるんだ??

というのが率直な感想。
そりゃ配当収入が10億100億あって自分は収入には困らないから、役員報酬なんて1億でも1億未満でもいいよという人はいるかもしれません。
社長の報酬より外部から招聘する副社長の報酬の方が高いケースだってあるでしょう。
だからって役員報酬とまったく性質の違う配当収入をプラスして金額を出して何の意味があるのか??
単に資産として自社株を持ってるというだけで、その配当だけ役員報酬にプラスして計算したところで何の意味もありません。
外部から招聘された外国人社長が自社株は持ってなかったとしても、個人資産として別の会社の株式を持ってて多額の配当収入を得ているケースだっていくらでもあるはず。
ゴーンだって多額の投資をしていてその損失を日産に肩代わりさせたとか言われているわけだから。
お昼に目にした記事をいったい記者はどういう趣旨で書いていたのか、書いてる記者のレベルも雑誌を発行してる会社のレベルも疑わざるをえない感じでした。

フェイクニュースではないけれど、「マスコミ」というか本当に「マス“ゴ”ミ」とでも言うべきことが多すぎます。
MKの本業関連の新聞記事でも、物事の本質をまったく見てないというか、あえて見ないというようなレベルの、マスゴミの自分たちの業界に有利な世論形成を目論んでいるかのような印象操作的な記事があったりとか、怒りを覚えることも少なくありません。
もっとも、こういうことはここ最近の特徴というわけでもなくて、実際のところは数十年も前からあったことなのかもしれません。
最近はネットの発達によって誰もが知りたい情報を自由に入手できる時代になって、そういう特徴がよりわかりやすくなっただけということもありそうです。

ちょっと本題からずれました^^;

投資に関連した記事でも、株価上昇が続いている局面では「乗り遅れるな」的な記事で投資というか投機をあおったり、ちょっと経済指標が悪くなってきたかと思えば「大暴落が来るぞ」的な恐怖をあおるような記事ばかり、今日は株価がどれだけ上がったとか下がったとか、その原因としていかにも後付け的な毎度おきまりのワンパターンの論調とか…
株価や円相場の見通しとかでも、その道の専門家が誰彼と登場しては無責任な発言ばかり、見通しが外れた専門家が何か責任を取ったことなんかありません。




少し前までは、こういう無責任な記事やニュースを目にするたびに「せっかくの株価上昇に水を差すな!」とか「パニックをあおるな!!」とか怒りに燃えたり、「ニュースキャスター気取りの芸能人が知ったかぶりをするな!」なんてムカムカしたりしていたもんですが、最近は考えを改めるようになりました。
こういうバカなマスゴミの論調に流される人たちが相当数いるのか、それによって株価だったり為替相場だったりがあるべき水準を大きく外れて上下動するわけですよね。
賢明なる長期投資家としては、大勢がパニック売りをしているときに安値で株を買わせてもらい、大勢が株をせっせと買ってるときは持株を譲ってあげて利益を確定させる。
言ってみればマスゴミが“ミスターマーケット”を作り出してくれているわけです。
マスゴミが無責任なことをあれやこれやと報道してくれるのは賢明な投資家にとってはむしろありがたいことなんだと…最近はそう感じるようになりました。
「またマスゴミがバカなことを言ってるぞ」とにんまりできるわけですw
でもそうだとすると、無責任な報道をしているマスゴミを動かす上層部は、無知な一般大衆をあおって自分たちの利益を追求している可能性もあるのかな…そんな風に考え出すとやっぱりマスゴミ許せませんねw

ともかく、マスゴミの情報を受け取るわれわれとしても、経済でも何でもきちんと勉強して間違った情報に流されないよう自衛する必要があります。
そしてミスターマーケットに感謝できる側の人間にならないといけません。

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